目次
- ○ 医学部受験の難易度はどれくらいか?合格のための効果的な勉強法とは?
- ○ 医学部はどれくらい難しい?
- ・一番簡単な医学部でさえ、偏差値65は必要!
- ・偏差値65は受験生の上位7%
- ○ 他学部を受ける人とは違う意識をしっかり持とう
- ・効率アップの方法
- ・敵を知る――志望校の情報をしっかり集めて無駄のない勉強を
- ・自分を知る――自分の学習のクセを理解して最適な勉強法を見つける
- ・量を上げる方法――息抜きに勉強をする
- ・まとめ
医学部受験の難易度はどれくらいか?合格のための効果的な勉強法とは?
こんにちは!横浜予備校の佐藤です。今回は医学部受験の難易度について考えていきたいと思います。
人の苦しみや悩みを癒す医師という職業はとてもやりがいがありますが、人命を扱う責任の重い仕事であり、ミスは許されません。そのため医師になるための第一歩である医学部受験も、他学部にはない厳しいものになっています。
今回は医学部受験に特化した横浜予備校が、医学部を目指す人たち横浜の受験生や高校生たちに向けて、まず医学部の難しさについてご紹介し、その対策法や日頃の心がけなどについてを紹介していきたいと思います。
医学部はどれくらい難しい?
医学部が難しいことは多くの人が分かっていることでしょう。ですが具体的にどれくらい難しいのでしょうか?
それを正確に認識しておくことが医学部受験でまずとても大切になってきます。
一番簡単な医学部でさえ、偏差値65は必要!
ただなんとなく難しいとか、人よりたくさん勉強しようと計画を立ててしまうのではなくて、まずはしっかりと「どれくらい難しいか」を知った上で計画を立てることが大切です。
2020年度の河合塾の偏差値データを見てみてると、一般入試で医学部の偏差値ランキングで一番下位の私立大学であっても医学部医学科は62.5。さらに国立大学であれば学費が安くなることや、入試科目が多いことからさらに難しくなります。
つまり最低でも偏差値65はないと受験は現実的ではないと言えるでしょう。
偏差値65は受験生の上位7%
偏差値65は具体的にどれくらい難しいのでしょうか?
偏差値65は普通の学部であれば早慶上智の下位学部、旧帝大の中位学部にも合格できるほどの難易度に相当します。
また偏差値から上位何%に入るかが計算できるのですが、65の場合は受験生の中で上位7%になります。つまり無作為に選んだ受験生100人の中でテストをして、7位以内に入るレベルです。昔のセンター試験でいえば、平均点などから偏差値65の点数を考えると、どの科目も9割を越えます。
他学部を受ける人とは違う意識をしっかり持とう
医学部がどれだけ難しいかはわかりましたでしょうか?
医学部を目指すならば、他学部を受験しようとしている受験生とは一線を画した意識や、勉強への取り組みが必要です。要領よく、しかもたくさん勉強する必要があります。
効率を上げる方法、量をあげる方法を順に見ていきましょう。
効率アップの方法
効率アップのためにはなによりも敵を知り、そして自分を知ることです。
敵を知る――志望校の情報をしっかり集めて無駄のない勉強を
効率を上げるというのは、合格までの最短ルートで努力を続けていくことです。確実に得点に直結することだけを勉強することが大切なのです。
そのためにしっかりと志望大学の情報を集めておくことが不可欠でしょう。
試験科目や配点といった基礎的な知識だけではなくて、どういった傾向の問題が出題されるのか、その大学に合格するために、どのような参考書や勉強法があるのかということまでしっかりと把握し、そのうちの一番最適なものを選べることが大切になってきます。
自分を知る――自分の学習のクセを理解して最適な勉強法を見つける
またしっかり自分のクセや傾向を把握しておく「自己分析」も大切です。
・自分の得意科目・苦手科目は何か
・どういった時に勉強がはかどるか
・どういった場所で勉強がはかどるか
・どういった方法で勉強がはかどるか
・単語集や参考書を何回繰り返せば、テストで結果を出せるだけ知識が定着するか。
・しっかり勉強が成果に結びついているか
これらを客観的に判断して、もっとも効率的な勉強計画を立てることが必要になります。
量を上げる方法――息抜きに勉強をする
効率をあげて最短ルートで合格を目指すということも大切ではありますが、医学部受験が難しいところはそのような最短ルートを見つけることは、もはや「当たり前」のレベルと言えるでしょう。他の受験生も効率よく勉強していますので、それだけでは差がつかないのです。
最短ルートで正しく努力をして、しかも、しっかりと勉強時間が確保できているという状態を目指さなければ偏差値65以上は目指せません。
・受験の間は24時間勉強のことを考える
・この一年は医学部の合格に全てを捧げる
勉強時間も春の段階から10~12時間は確保。特に受験生になるまであまり勉強をしてこなかった人にとっては、かなりすでに大きなハンデを背負ってしまっていることも踏まえ、1日1日を本当に大切にして勉強に取り組んでいかなくてはいけません。
まとめ
周囲に医学部を目指している仲間がいるのであればいいですが、他学部を目指している人が多い環境で勉強をしている人は、つい「このくらいの勉強でもいいかな」と周りに流されがちになるので注意が必要です。
倍率も高く非常に狭き門です。それなのに他人と同じことをしていてはもちろん合格は難しいでしょう。自分は他の人達とは違うところを目指していることを常に意識しながら生活し、勉強を進めていくようにしましょう。
※横浜予備校では医学部受験に特化したコースもご用意しています。長年の経験と最新情報を踏まえ、もっとも効率良く医学部合格を目指せる環境を整えています。もし一人だけで医学部を目指すのが少し大変に感じているようであれば、当校までお問い合わせください。