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2022年度の私立医学部偏差値と志望校選び
今回は河合塾の入試難易予想を参考に私立医学部の偏差値についてご紹介していきたいと思います。医学部受験時の併願校選びに活用して頂けたら幸いです。
ちなみに日本最難関といわれる東京大学が河合塾の偏差値では67.5~72.5とされているので、教科数の違いはあれど私立医学部に合格することは容易ではないことがわかると思います。
偏差値70超
偏差値70超の私立医学部は4校あります。
72.5 慶応義塾大学
70 順天堂大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学
これらの大学は私立医学部の中では最難関であり、特に慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本科大学はまとめて私立医学部御三家といわれています。
偏差値67.5
偏差値67.5の医学部は9校あります。
東北医科薬科大学(A方式、B方式)、自治医科大学、昭和大学、東京医科大学、東邦大学、日本大学、大阪医科薬科大学、関西医科大学、産業医科大学
この中で東北医科薬科大学はどの方式を選ぶかによって合格最低点が異なりますし、自治医科大学は出身地によって多少合格難易度が変化します。これは地域枠によって奨学金がでることに起因するものです。
偏差値65
多くの私立医学部が偏差値65にランキングされています。
岩手医科大学、東北医科薬科大学(一般枠)、国際医療福祉大学、杏林大学、帝京大学、東海大学、東京女子医科大学、金沢医科大学、愛知医科大学、藤田医科大学、近畿大学、兵庫医科大学、久留米大学、福岡大学
この群のなかで帝京大学と東海大学は3教科で受験することが可能です。これは苦手教科がある方には大きなメリットといえますがその分再受験生なども集まり、倍率が高めなのが特徴です。
偏差値62.5
獨協医科大学、埼玉医科大学、北里大学、聖マリアンナ医科大学、川崎医科大学
私立薬学部で一番偏差値が高い慶應義塾大学薬学部の偏差値が62.5ということからも医学部受験の難易度の高さが伝わるのではないかと思います。
まとめ
ここまで全国の私立医学部の偏差値についてみてきました。偏差値は出す予備校によって異なりますし、あくまで一つの指標でしかありません。また、それぞれの大学の入試問題に合う、合わないが大きくあるのが私立医学部です。例えば、難しい問題を数問でいいから解かなくてはいけないのか、簡単な問題を沢山解かなくてはいけないのかといった違いもあります。偏差値だけで考えるのではなく、過去問を解いてどの大学が自分に合っていそうかを分析しながら志望校を決めて頂きたいと思います!