目次
上智大生がTEAP利用入試について解説!
こんにちは。横浜予備校の柳田です。
今回は上智大学を第一志望として目指す受験生の多くが受験るTEAP利用型入試について、私自身が行った勉強法を紹介しながらわかりやすく紹介していきたいと思います。
TEAPとは?大学受験には使える?
TEAPについて公式ホームページから軽く説明すると、TEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。
つまり試験には英検と同様、Reading、Listening、Writing、Speakingがあります。英検と異なる点を挙げるとまず、同じ日にこれらの4技能を一気に行うこと、そして合格・不合格ではなく点数のみで結果が出ることが挙げられます。
もしかすると、上智と英検の共同開発と聞いてTEAPは上智大学の入試でしか使えないのではと心配になる方もいらっしゃると思います。しかし、上智大学以外にも立教大学や青山学院大学のような私立大学、また東京大学やお茶の水女子大学、国際教養大学のような国公立大学の入試にも使うことができます。大学によって利用方法や、使える学部などが異なりますので、しっかり確認してください。
上智のTEAPスコア利用型入試
上智大学のTEAPスコア利用型入試を受けるメリットとしては、一度の試験で複数の学部・学科の試験が受けられる所にあります。受験料も1学科目が3万5000円なのに対し2学科目からは2万円で受験することができます。またTEAP自体も年3回、全てパソコンを利用して受験するTEAP CBTも3回あるので合計6回の受験が可能です。ただ1回の受験料が1万5000円と決して安くは無いのでそこは親御さんと相談してください。
TEAPスコア利用型入試を受ける上で注意していただきたいのが私の主観及び数あるネットのサイトで言われていることから300/400を超えることが合格には必須となってくることです。(その年度によって異なるので100%とは言えませんが。)前述のように TEAPは最大年間6回の受験が可能であることがメリットであるとともにそれはどの受験生にも共通しています。英語が弱点になってしまっている生徒にはあまり向かない受験形態かも知れません。
TEAP勉強法
TEAPは前述したようにReading、Listening、Writing、Speakingの4技能の試験を行う試験です。Reading、Listeningについては基本的に英検の2級から準一級の語彙がしっかりと入っていればあとは参考書を使って問題形式に慣れていけば徐々に点数は伸びていきます。Writingに関しては苦手という受験生も多いでしょう。しかし、これも練習を積めば必ず点数は取れるようになります。どの教材でもいいので一度Writingの問題を何も見ずに解きます。そのあと自分で質問に答えられていたか、文法のミスは無いかを解答を見ながら確認します。それが済んだら英語の先生に添削を頼みましょう。その後、その問題①とは違う問題②を問題①の模範解答を見ながら書き方を真似して書いてください。それをまた添削してもらい、自分が文法ではどこをミスしやすいのか確認していきます。これをしばらく繰り返してください。そうするとどのように書けばいいか大方覚えることができると思います。そうなればあとは文法や単語などのミスを確実に減らすのみです。Speakingに関しては現代の社会問題や大学の講義で学ぶような話題が出題されやすいです。特にテクノロジーやジェンダー、簡単な医療系が話題になりやすいです。TEAPの問題集や日々の英語の勉強で出てきた単語の意味をただ覚えるだけでなく、どのように会話に使えるか日々練習しておきましょう。またListening、Speakingの勉強でおすすめなのがTED talkを見ることです。実際にどのように英語が使われているかを確認する作業になるとともに、TEAPに限らず英語の長文などでも話題になりやすいトピックが数多くあるので、食事中や移動時間、休憩中に見ることをお勧めします。
まとめ
上智大学は一般入試での合格者数、他の受験方法に対する割合が他大学に比べとても少ないです。だからこそ、自分に無理のない範囲で、できるだけ多くの機会をうまく活用して上智大学合格を目指してください!!