選択科目をすんなりと決められる方もいれば、中々決められない方もいますよね。
「どの科目を選んだ方が受験に有利なんだろう?」と悩まれる方もいます。
受験に有利、ということに対する答えはなく、受験大学や個人の得意不得意などによって決まることにはなるのですが、今回はその決める基準について詳しく紹介したいと思います。
目次
入試科目として認められているか
最も重要なことが、受験科目として認められているかどうかです。
大学によって、受験科目数も受験科目として認められる科目も異なります。
「第一志望の大学に、選択した科目が無かった!」と後から気がついた、なんてことにならないために、事前に受験科目を確認しておきましょう。
志望校が決まっていない方は、受けるかもしれない大学の受験科目でも構いませんので、とにかくたくさん見てみて確認した方が安全です。
自分はどれが点数をとりやすいか
自身の得意不得意を考慮するということも、受験においては大変重要です。
自分が得意だと思うものを選択しますが、どちらも同じくらい得意だと言う方もいらっしゃるでしょう。
その場合には、より安定して得点できる方をお勧めします。
理科を例に出してみると、
暗記が比較的得意→生物
公式の応用が比較的得意→物理
暗記も公式の応用も比較的得意→化学
(地学は医学部の入試科目として設定されていないことも多いので、今回含みません)
なので、計算が得意な学生は化学・物理選択、暗記が得意な学生は化学・生物選択にするケースがよく見られます。
医学部合格後にどのくらい役に立つか
「どの科目でも受験できる」「自分はどちらでも点数が取れる」という方は、他の視点で科目を選択しても良いです。
それが、大学受験合格後にどのくらい役に立つか、という視点です。
医学部生として必要な知識を獲得するための専門科目の講義では、生物の知識が必要なものが多くあります。
講義自体は、高校の理科でどの科目を選択したとしてもついていけるように説明をしてくれるのですが、それでも元々生物選択をしていて基礎知識がある学生の理解は早いです。
実際に、私は生物選択だったのですが、大学入学後にできた友人の中には物理選択だった学生もいました。
彼らはかなり頭の良い学生ではあったのですが、講義が理解できずにつまずくこともあり、基礎知識の部分は生物選択だった私を含めた学生が休み時間などに説明をして乗り切っていました。
このような視点で考えると、物理でも化学でも生物でも良いのなら、生物を選択すると入学後は多少楽になるかもしれません。