皆さんは、誰かに問題の解き方などを説明したことはありますか?
もし説明をした経験があるのなら、その時に「いつもよりもしっかりと考えて解いて、しっかり理解できたような気がする」と感じたことはありますか?
今回は、誰かに説明するということで理解を深める、授業ごっこに関してご説明します。
目次
アウトプットの究極系 授業ごっこをおすすめする理由
授業をするというのは、説明ができるようにならなければならないということです。
つまり、知識を入れるよりも知識を出す(アウトプットする)方に焦点が当たります。
その知識もただ単体で出すのではなく、理論的な説明をしていく必要があります。
授業ができるようになっているかを確認することで、自身の知識の定着度をはかることができるのです。
また、難関大学の入試問題で頻繁に出題される証明問題の対策にもなります。
証明は理論的で、最終目標に向けてあらゆる知識を組み合わせる必要があります。
知識の組み合わせ方、理論の流れは一朝一夕で身につくものではありません。
そのため、日頃から授業ごっこをしておくことで、長い時間をかけて証明問題への対策をすることができるのです。
授業ごっこの仕方(問題を解く場合)
それでは、授業ごっこの仕方を説明いたします。
授業ごっこと言っても、毎回のように授業の準備をして、細かく説明をしてとなるとかなりの時間がかかってしまいます。
そのため、問題を解く時には証明をするような丁寧な説明を心がけて声に出しながら解き進めます。
実際に書くのは計算式などで十分ですが、ただ淡々と解き進めるよりも、声に出して(声を出せない環境なら、頭の中で丁寧に説明をして)解くことで、根拠を持って答えに辿り着くことができます。
説明が不十分だと感じたところや、なぜこの公式を使うのかが説明できないのであれば、その部分を明確に説明できるようになるまで調べましょう。
授業ごっこの仕方(理解を深める場合)
教科書の内容などの理解を深めたい場合や、問題を解いている中で自身の理解が足りないとなった場合には、さらに本格的に授業ごっこを行います。
この場合には、生徒役となる何かを用意した方が進行しやすいです。
私は当時ぬいぐるみを用意して、横に座らせて授業ごっこをしていました。
先程と違って、問題を解くうえでなぜこの公式を使うのか、どのようなことに気を付けて解くべきなのか、補足の説明事項などを生徒役に話しかけて進めます。
説明している間に生じた質問は、生徒が質問をしてくれたということにして、質問にしっかりと根拠をもって答えられるようにします。
そうすることで、より一層理解を深めることができます。