受験と切っても切り離せない問題、それは金銭面の問題です。
しかし、金銭面で受験をトライすることを諦めてしまうことはもったいないですよね。
そこで今回は、受験で考える経済面の問題への対策等を私の経験を踏まえてご紹介します。
目次
大学受験で直面するお金の問題アレコレの乗り越え方
奨学金・授業料免除制度の利用
奨学金とは、大学に行くために給付(返済不要)・貸与(返済必要)されるお金のことです。
「奨学金は借金だからやめておいた方が良い」という話をする方もいらっしゃいますが、奨学金の中には返済不要のものもあります。
お金がないことで受験校を絞ってしまうよりは、奨学金をもらうこと・借りることも視野にいれながら検討していきましょう。
(奨学金の中には、高校在学時に申請するものもありますので、早めのチェックが肝心です。)
次に授業料免除に関してです。
授業料免除と聞くと、「私学の成績優秀者にある待遇でしょ?」と思うかもしれませんが、国公立大学にも入学金・授業料免除制度はあります。
国公立大学の授業料は年間50数万円ですが、やはり免除になると大変助かるもの。
通いたい大学が複数あって、同じレベルで迷っている場合には、授業料免除等の待遇を取り入れている大学かどうかも1つの評価基準となってくるでしょう。
大学によって制度は異なり、
・成績で判断される/成績と経済面を合わせて判断される
・入学時の成績が良ければ数年は安泰/毎学期審査があり、成績不振だと免除対象外となる
・前期後期それぞれで申請/1年間でまとめて申請
・入学前から申請可能/入学後から申請可能
など、様々です。
合格前・入学前の外部者にはわからない情報も多いですが、もし知り合いに志望大学に通う大学生がいる場合には、参考までに聞いてみるとよいでしょう。
入学金・授業料の支払日
受験合格時には、入学金と授業料を事前に支払うことで、入学手続きが完了となります。
試験の日程によっては、国公立大学の合格発表よりも前に、私立大学の入学手続きの締め切りがきてしまいます。
「せっかく払ったのに、他の大学に行くことになったから入学辞退か・・・なんだかもったいないような気がする」と思いますよね。
しかし、支払ったすべてのお金が返ってこないわけではありません。
基本的には授業料は返ってきます。
反対に、入学金は返ってきません。
例えば、
・A校:第一志望校、合格発表日が3月10日、手続き締め切りが3月15日
・B校:第二志望校、合格発表日が2月15日、手続き締め切りが2月20日
・C校:第三志望校、合格発表日が2月5日、手続き締め切りが2月10日
の場合、全ての学校に合格すると、入学金や授業料で百数十万~数百万円かかってしまうでしょう。
そのため、同じくらいのレベルの大学で同じくらいの志望度合いの大学が複数あって、実際にどこを受験するのかを迷っているなら、手続き締め切り日と第一志望校の合格発表日との兼ね合いを見て決めるとよいでしょう。