リスニングは、学校でもそこまで長い時間をかけて授業をすることがないので、対策に不安を抱いている人は多いでしょう。
聞く以外の勉強法があるのか?と思う人も少なくありません。
そこで今回は、共通テストや模試での点数ごとにあった勉強法をお伝えします。
(急激に難化したものを除いて、点数はあくまで目安としてお伝えします。)
目次
共通テスト点数別リスニング勉強法
50点を目指す場合
50点を目指す段階の場合、単語自体が聞きとれていない可能性が高いので、まずは単語の意味が瞬時に出てくるようにする必要があります。
単語が聞き取れれば、構文・文法が多少苦手だとしても、文章の大体の意味が理解できます。
実際に出題されている英文は、文法の観点からも、単語の観点からも、聞き取ることはそこまで難しくはありません。
単語力と同時に鍛えたいのが、集中力です。
他の教科とリスニングの違うポイントは、どこか得意な大問に時間を割くということができないということです。
一問一問集中して聴くことが重要なことはもちろんですが、特に大問1~3への集中力は一層高くしましょう。
短文で構成されており、集中力も途切れることなく最後まで聞きやすいです。
(ちなみに、大問1~3で完答できたら50点以上になります。)
70点を目指す場合
70点を目指すとなると、イラストや図も合わせて考える問題も解けるようになる必要があります。
語彙力は鍛えつつ、次のステップとして、情報を整理しながら聞き取るという力が必要になります。
解答のための時間も設けられてはいますが、正直長いとは言えません。
そのため、情報を整理しながら聞き取って、短時間で答えまで導き出すことになります。
メモを取っても良いのですが、書きながら他の文章を聞くことは至難の業なので、可能であれば脳内で簡単に状況整理しながら聴いておきましょう。
85点を目指す場合
70点と85点を目指す場合の違いに関しては、聞き取れる文章の長さです。
85点を目指すためには、長文も十分に理解する必要があります。
長い文章になると集中力も途切れますし、整理する情報も多くなります。
長い文章を解く時のコツは、何を話しているかを予想しながら聴くことです。
イラストにざっと目を通したり、設問の内容から、ざっくりと読まれる英文を予想します。
そうすることで、想定していた単語や熟語が出る可能性が高くなるため、想定した言葉であるがゆえに聞き取りやすくなり、得点に繋がります。
また、メモをとる分量も多くなってしまう可能性があるので、脳内でまとめた情報を短文で的確にメモする練習も必要です。
これはスピード感も重要になるので、あまりゆっくり、何度も英文を聞くのではなく、集中して理解できるようにしましょう。
100点を目指す場合
100点を目指すためには、流れている英文にそって解き進めているだけでは、解いているうちに間に合わなくなることがあります。
そのため、前の問題にできるだけ早く答えて、次の問題の英文が流れる前に設問などにまで目を通しておく必要があります。
これは大変難しく、一問でも遅れをとれば、その次の問題にも次の次の問題にも影響を与えかねません。
そのため、どのような問題形式が出題されやすく、どのような設問が出てきやすいのかを知ったうえで試験に臨み、次の問題への対策をしつつ解き進めるのです。