その中でも人によって得意、不得意が分かれるのが小説文の読解です。
読書をよくする人でも小説文の読解が苦手な人もいますし、あまりしない人でも読解が得意という人もいます。
その上小説はストーリーができているので、比較的イメージしやすいものもあれば、そうでないものもあります。
特にファンタジーのような空想的な話や、明治や大正、昭和初期などの時代の話、戦争の話など実体験がないものが多く、想像しにくいという分野も存在します。
それでは、大学入試の小説の読解はどのような勉強法で攻略できるのでしょうか?
目次
時代背景をしっかりイメージする!
大学入試に出題される小説文は、近現代の文学が主になります。
特に受験生で苦手な人が多いのが、明治、大正、昭和初期など時代背景が想像しずらい小説文です。
まずは近い時代の夏目漱石、芥川龍之介、太宰治などの有名作家の小説を読んでみましょう。
同じ時代の小説は作風も似ているものが多く、時代背景がイメージしやすくなります。
特に昭和10年以前の文学作品は仮名遣いも特殊なものが多く、古文とは違った難しさもあり、慣れが必要になります。
こうしたことからも、明治、大正、昭和初期の小説にたくさん触れる機会を作りましょう。
すでに高校3年生の場合は問題集や入試の過去問題など、たくさんの小説の問題に触れて、読解量を増やしていくことが重要となります。
人物の心情と情景を掴むことが近道!
大学入試の小説文は、主人公やその周りの登場人物の心情の移り変わりに注意して読み進めていきましょう。
小説には必ず情景が変化していき、それと共に人物の気持ちや心にも変化があります。
心情の移り変わりや場面の変化に関わる部分は、比較的問題になりやすいところでもあります。
得点に繋がる部分だからこそ、丁寧に読み、確実に点数をとっていけるようにしましょう。
とにかくたくさんの問題量をこなす!
小説文の問題集、学校のプリント、参考書、予備校や塾のテキストなど、いろいろな問題に触れて、とにかくたくさんの量をこなすことが大切です。
また、問題集や参考書などを選ぶ時は、解説が細かく書いてあるものを選ぶようにしましょう。
難しい表現についての解説が細かく書いてあることで、さらに内容がイメージしやすくなります。
また、自分がどの部分の問題につまずきやすいかの傾向も見えてくるので、対策しやすくなるはずです。