目次
- ○ 予習はどのように行えば良い?
- ・英語、国語の予習
- ・数学の予習
- ・理科、社会の予習
- ・まとめ
予習はどのように行えば良い?
皆さんこんにちは!
突然ですが、皆さんは予習をしていらっしゃいますか?
復習の方が重要と言われることが多いですが、予習もとても重要です。
「そんなこと言われても、部活で忙しいから予習まで手が回らない・・・毎日の課題で精一杯だよ!」
「予習ってどうやっていいかわからない。できるだけ効率的に進めたいな。」
とお考えの方も多いでしょう。
確かに学生は、勉強以外にしなければならないことも多く、大変な状況であることは十分にわかります(実際に私も運動部で、生徒会などもしていましたので、かなり時間は限られている状況でした)。
それに加えて、予習の仕方を改めて説明してくれる先生は少ないです。
そのため、手探り状態の人も多いと思います。
そして、いい点に繋がらなかったら、「この方法で正しいのか?」と不安になりますよね。
ということで、今回は、教科ごとの予習方法をお伝えしたいと思っています。
私の高校時代の経験と、塾講師の経験をもとにご説明します。
※英語、国語、数学、理科、社会を予習方法が似ている3群に分けています。
※【+α】は、比較的時間に余裕がある方にお勧めの、さらにステップアップした予習の方法です。
英語、国語の予習
英語、国語の予習において重要なことは「わからない言葉をなくす」ことです。
英語の単語・熟語、現代文のことわざ・単語、古典の単語などの意味は、授業を受ける前にはすべてわかっていますか?
意味調べをしておくことは重要なことです。
この時、教科書に書き込むのではなく、授業ノートに書いておきましょう。
それに加えて、できれば文章に目を通して、内容を理解しておいてください。
現代文はともかく、英語・古典は、文章の意味を理解するのは難しいかもしれません。
そういう方は、教科書ガイドやネットを使用してください。
教科書ガイドとは、教科書にそって例題が書いてあったり、単語の意味が細かく書いてあるだけでなく、英語なら日本語訳、古典なら現代語訳が載っています。
また、本文の内容によっては、ネットで検索してみると訳が出てくることもあります。
内容をある程度理解してから授業に臨むことで、先生の説明に集中でき、重要な文法やテストに出る重要事項の説明を漏れなく聞くことができます。
英語や国語では、意味調べと訳の確認をするために比較的時間がかかりますので、前日までに予習しておくことが必要でしょう。
【+α】
単語は定期試験においても入試においても、大変重要な力になります。
予習の段階で、繰り返し勉強できるような「単語ノート」などに訳・例文を書いてまとめておくと便利です。
単語の覚え方は、赤シートや下敷きで隠して、繰り返し見返すことです。
毎回書いていると時間もかかりますし、手が疲れてきます。
サッと隠して、サッと次々見ていきましょう。
数学の予習
数学の予習は、休み時間に効率よく行いましょう。
英語、国語と比べると、それほど時間はかかりません。
基本的には、5~10分で十分です。
数学の予習の方法は、教科書を読んで、例題までを理解するというものです。
教科書で公式や説明を休み時間に読んでおき、授業で先生が説明してくれるタイミングでより深く理解する流れです。
例題までを確認してもらう理由は、2つあります。
①例題は解き方まで書いてあり、理解しやすい
②練習問題は例題と解き方がほぼ一緒で、発展問題は理解が深い時点で解けるようになるものである
よって、私は例題までが解けている段階で授業に臨むことで、十分だと判断していました。
【+α】
もし時間があるのであれば、ノートに練習問題も解いておくと、授業での解説をゆっくり書き写す時間もとれるでしょう。
先生によっては、練習問題の解説に時間をかけずに進める方もいますので、あらかじめ解いておけば、先生の解説にもなんとかついていけます。
理科、社会の予習
理科、社会は、とにかく教科書を読み進めて、話の流れをつかんでおきましょう。
問題を解いてから臨む必要はないと考えています。
教科書にラインを引いておかないことをお勧めします。
基本的に私は教科書にラインを引かないようにしていましたが、もしこの記事を読んでいるあなたが教科書にラインを引くことにこだわる方であるなら、授業中に引いてください。
実際に授業を受ける段階で、重要な部分が説明されますので、その時にラインを引くようにしましょう。
理科や社会は、予習よりも復習の方が何倍も大切だと思います。
しかしその復習も、授業中に受けた説明を誤解していては効率が悪いので、授業をしっかり聞いて、復習として問題集を何度も解きましょう。
つまり、授業中に解釈に誤りがでないように、予習の段階である程度の流れを把握しておいて、授業の説明に集中できるようにしましょう。
【+α】
理科であれば公式の使い方を、社会であれば用語の使い方や固有名詞に関する知識を、簡単な問題(例えば、問題集であれば、最初の方に出てくる知識確認問題のようなものや1問1答形式のもの)をちらっと確認しておくと、授業での理解はさらに深まりやすくなります。
まとめ
予習は、復習が大切だと言われている今日、あまり重要視されていないケースもあります。
ただ、私は予習も重要だと考えています。
授業を有効活用するために、予習して自分が聞きたいことを明らかにしておきましょう。
その上で授業に臨み、授業は理解を深める機会としてください。
授業は皆さんが思っているよりも重要なケースが多いです(先生によって授業の質も様々ですから、何とも言えませんが・・・)。
今回ご紹介はしていませんが、副教科に力を入れている学生もいるでしょう。
例えば、推薦を狙うために成績をすべて4~5にしなければならない方。
副教科は、個人的には予習よりも実技と復習に力を入れていました。
授業に出席して、実技に懸命に取り組むのはもちろんですが、テスト前には復習をしましょう。
この時重要なことは、まとめノートを10ページ近くも作成しないことです。
A4の裏表1枚か2枚でおさまるようにまとめて、重要な部分を覚えることを重要視し、主要教科に力を注ぐのは1つの手です。
そして、主要科目は、日ごろの勉強が重要です。
テストでいい点数をとるためには、繰り返しの復習が重要になります。
そのため、タイムマネジメント力をつけて、予習の時間をできるだけ効率よく終えましょう。
予習を今までしていなかった方も、今回短時間で済むと知って、ハードルが下がったのではないでしょうか?
皆さんの予習に関するお悩みが減少し、これからの授業がより有効になるよう、応援しています!