
私立医学部の合格を目指すときは、無理のないカリキュラムを組み、一つずつ着実に実行する必要があります。
しかし、合格のためのカリキュラム作成や実行を、受験生が一人で行うことは難しいでしょう。
また、独学での勉強は「どこから勉強を始めればよいかわからない」「学習方法が適切かわからない」などの、不安や悩みが生じることもあります。
この記事では、私立医学部合格のために通うべき塾の選び方について、わかりやすく解説します。私立医学部を目指している方は、ぜひ塾選びの参考にしてください。
目次
医学部の入試で求められていること

医学部を目標にしている受験生は、大手予備校の医学部コース、もしくは医学部受験に特化した塾や予備校に通うことが一般的です。
しかし国公立大学と私立大学の医学部では、求められる能力が異なり、慎重に塾選びをする必要があります。
ここでは、国公立大学と私立大学の医学部が求めている能力をご紹介します。
大学が求めている能力と塾や予備校の特徴を照らし合わせて、塾選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
国公立大学
国公立大学は、一次試験で大学入学共通テストを利用し、6教科8科目を受験します。
そのため、理科科目だけではなく、国語や社会も含めた全教科の対策が必要です。6教科8科目とは、以下のことを指します。
・国語
・外国語
・数学(ⅠA・ⅡB)
・数学(ⅡB・C)
・理科2科目
・地歴公民1科目
・情報1
大学によっては、選択科目が指定されることもあるため、事前にチェックが必要です。
また、二次試験では英語と数学、そして理科の中から2科目選択というパターンの試験内容になることが多いです。
大学によっては、国語が課されることもあるため、大学入学共通テスト対策も含めた全科目の勉強が必要です。
国公立大学の医学部では面接も行われるため、面接対策をしっかりと準備しましょう。
また、国公立大学、特に地方国公立大学は共通テストの点数が大きなウェイトを占めることが多いので、共通テスト形式の試験に苦手意識を感じている方は早めに対策をしていきましょう。
私立大学
私立大学の場合、大学入学共通テスト利用入試・総合型選抜・学校推薦型選抜などさまざまな受験方法があります。
大学入学共通テスト利用入試が導入されている場合は、各大学により指定された教科・科目を受験します。
大学により教科・科目が違うので必ず自分の受験する大学の指定教科・科目を確認しましょう。
各大学が独自に実施する個別試験(一般方式)では、英語と数学(ⅠA・ⅡB・ⅢC)、そして理科(物理・化学・生物から2科目の選択)が課されます。
そして、二次試験では、面接と小論文が課されます。
小論文は、一次試験に組み込まれている大学もあるため、事前に確認しましょう。
横浜予備校では、目標とする医学部合格に向けて、徹底した学力分析に基づいた個別のカリキュラムをご提案しています。
少人数制(1クラス平均2名)によるきめ細やかな個別指導と、豊富な受験情報に基づいた戦略的な学習プランで、生徒一人ひとりの強みを最大限に引き出し、合格までしっかりとサポートします。
塾選びにお悩みの受験生や保護者の方は、ぜひ無料相談にお申し込みください。
私立医学部に特化した塾・予備校がある理由

医学部受験のための塾や予備校は数多く存在していますが、なかには私立医学部に特化した塾や予備校もあります。
私立医学部に特化している理由は、以下の4つです。
・国公立大学に比べ偏差値が低く入学しやすい大学がある
・合格者は定員以上になることがある
・受験科目数が少ない
・独学では対策が難しい
それぞれ詳しく解説します。
国公立大学に比べ偏差値が低く入学しやすい大学がある
偏差値だけで見ると国公立大学の医学部より低い偏差値の大学がいくつかあります。
そのため、国公立大学の医学部を目指すには偏差値が足りない受験生が、合格難易度が低い私立大学を志望するケースは少なくありません。
私立医学部受験に特化した塾や予備校があるのは、私立大学が国公立大学よりも受験科目が少なく、塾や予備校で指導しやすいことが理由の一つです。
合格者は定員以上になることがある
私立大学の医学部は募集定員よりも多くの正規合格者をだすことがほとんどです。
国公立大学の医学部に合格した受験生は、私立大学の合格を辞退するケースが多く、それを見込んで多めの合格者数を出します。
また、同様の理由で補欠合格者が繰り上げられる可能性があります。
受験科目数が少ない

国公立大学の医学部受験では、大学共通テストを含め、6教科8科目の受験が必要です。
私立医学部の受験では、多くの大学で国公立大学よりも受験科目が少なく、国語や社会といった科目がないことがほとんどです。
受験科目が少ない私立医学部は、対策がしやすいとされています。
集中的に学力を高められるため、私立医学部に特化した塾や予備校に高いニーズがあります。
独学では対策が難しい
定員以上に合格者を出すことや、受験科目が少ないメリットがある私立医学部ですが、独学での対策は難しいです。
大学ごとに出題傾向が異なるため、受験本番で対応できない可能性があります。
自分で私立医学部合格に向けたカリキュラムを組むには限界があるため、ノウハウや実績のある塾や予備校を利用するのがよいでしょう。
塾・予備校のメリットとデメリット

医学部を目指す受験生のための塾や予備校は、大手予備校と医学部専門の予備校の2種類に分類されます。
大手予備校には他学部とは別に医学部コースがあるため、医学部受験生を対象にした授業が受けられます。
医学部専門予備校は、名前のとおり医学部受験に特化した予備校です。
予備校を選ぶにあたって、メリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。
予備校を選ぶときの参考にしていただければ幸いです。
大手予備校のメリット
大手予備校の医学部コースに通うメリットには、次のようなことが挙げられます。
・国公立大学の医学部に強い
・プロの講師が多数在籍
・大学共通テストや大学ごとの二次試験対策が充実
大手予備校では、学力を総合的に伸ばすことを目標に掲げています。
そのため、6教科8科目という広範囲の対策が必要な大学共通テストに強いことがメリットです。
また、プロの講師陣によるわかりやすい授業も、大手予備校ならではです。
その他にも、大手予備校独自の情報収集力によって、大学ごとの二次試験対策が充実していることもメリットといえるでしょう。
大手予備校のデメリット
魅力的なメリットがある大手予備校ですが、デメリットも存在します。
大手予備校は集団授業の場合が多く、個別のサポートが薄くなる場合があります。
また、集団授業は講師が一方的に授業を行うことが少なくありません。
そのため、理解ができないまま授業が進んでしまうことも、デメリットといえるでしょう。
また、プロの講師陣の授業は人気が高く、上位クラスにならないと人気のある先生の授業を受講できないこともあります。
医学部専門予備校のメリット

集団授業になるケースがある大手予備校とは異なり、少人数制やマンツーマンによる個別指導が、医学部専門予備校のメリットです。
少人数制や個別指導は、一人ひとりの受験生に寄り添って授業を進めます。
授業中につまずいてしまった部分も、講師がしっかりと把握することで、適切なサポートを受けることができます。
また、受験生一人ひとりに適したカリキュラムを作ってもらえることも、医学部専門予備校のメリットといえるでしょう。
受験生によって、身についている知識に差があり、得意科目や弱みも異なります。
目指す大学によっても入試の特徴は異なるため、受験生の状況や志望校に応じて作られるカリキュラムは、大きな強みとなるでしょう。
医学部専門予備校のデメリット
医学部専門予備校は、少人数制や個別指導を導入していることが少なくありません。
そのため、大手予備校と比べて費用が高くなる傾向があります。
受験勉強に集中するための寮を用意している予備校の場合は、学費以外に寮費も必要です。
基本的に医学部受験に特化しているため、他学部への進学を考えている受験生には不向きといえるでしょう。
横浜予備校は、医学部や難関大学に特化した予備校として、豊富な指導経験と実績に基づいた確かなノウハウを提供しています。
少人数制(1クラス平均2名)によるきめ細やかな個別指導に加え、大手予備校でも活躍するプロ講師陣による質の高い授業で、生徒一人ひとりの目標達成を全力でサポートします。
学費は医学部専門予備校に比べて半額近い学費となっています。
医学部受験に対する不安や悩みをお持ちの方は、ぜひ無料相談にお申し込みください。
私立医学部に合格するための塾・予備校の選び方

私立医学部の合格を目指すなら、私立医学部の受験に強い塾や予備校を選ぶことがポイントです。
数ある塾や予備校は、以下3つのポイントをおさえて選ぶようにしましょう。
・合格実績がどれくらいあるか
・指導方法が自身に合っているか
・学費が家計の負担にならないか
条件が合わない塾や予備校を選んでしまうと、再入塾の検討など余計な手間暇がかかることがあります。
また、再入塾をするときは新たに入塾費用が発生することも考えられます。
塾や予備校を選ぶ際は、入念に下調べをして検討することがおすすめです。
合格実績がどのくらいあるか
私立医学部の合格を目指して塾や予備校を選ぶとき、合格実績がどのくらいあるかは重要なポイントです。
指導内容に関する情報は、多くの塾や予備校でアピールしていますが、なかには具体的な合格実績を公表していない場合もあります。
合格実績が十分にあり、自分が目指している大学の合格者を輩出している塾や予備校を選ぶとよいでしょう。
指導方法が自身にあっているか
塾や予備校によって、掲げている指導方針はさまざまです。
指導方針との相性が合わないと、学力が思うように伸びない可能性があります。
ホームページの閲覧や説明会、個人面談などで指導方針を確認し、自身にあった指導をしてくれる塾や予備校を選びましょう。
学費が家計の負担にならないか
私立医学部に特化した塾や予備校は、一般的な予備校とは異なり、医学部合格に向けた専門的な指導を行います。
そのため、学費が高くなる可能性は否定できません。
また、医学部にかかる学費も、ほかの学部と比較すると高くなります。
入学後にかかる費用も踏まえて、塾や予備校にかけられる学費が家計の負担にならないか、検討が必要です。
自身にあった塾・予備校に通って私立医学部の合格を目指そう

私立医学部への進学は、独学で合格を目指すことは困難です。
自己分析で自分の弱点を把握し、弱点の克服と学力向上に向けたカリキュラムを、自分で作ることは難しいでしょう。
そのため、私立医学部の合格を目指すのなら、医学部受験に強い塾や予備校に通うことがおすすめです。
横浜予備校は、医学部や難関大学に特化した予備校として、徹底した学力分析に基づいた個別カリキュラムをご提案しています。
これにより、生徒一人ひとりの理解度や志望校に合わせた学習プランを提供し、効率的な成績向上の実現が可能です。
さらに、少人数制(1クラス平均2名)の導入により、生徒一人ひとりの学力や目標に合わせたきめ細やかなサポートを実施します。
経験豊富な講師陣が、生徒の個性を尊重しながら、志望校合格に向けた戦略的な指導を行います。
まずはお気軽に無料相談にお申し込みいただき、医学部受験に対する不安や悩みをお聞かせください。
私たちが適切なプランをご提案し、医学部合格に向けて全力でサポートいたします。