
英語は文系理系問わずほとんどの大学や学部で採用されている重要な科目です。
配点も大きい場合が多く、合否を左右するといっても過言ではありません。
本記事を読めば、英語が苦手と感じる方には苦手の原因究明と克服に役立ち、すでに基礎を終えている方には難関大学合格に向けての英語受験対策がわかるようになります。
英語ができる人の考え方と効果的な学習方法、さらに避けるべき勉強方法を詳しく解説します。
目次
英語ができる人の考え方とは?

「英語は勉強しているはずなのになかなか成績が上がらない」という悩みのある方がいるかもしれません。
ここでは英語ができる人の考え方を知ることでより効果的な英語学習をするためのヒントをご紹介します。
日本語で考えない
英語を読んだり耳で聞いたりしたときに、つい日本語に変換してから理解している方がいるかもしれません。
それでは英語の理解スピードが遅くなってしまいます。
英語ができる人は英語を英語のままとらえ、スピーディに理解しています。
普段から日本語で考えないようにするためには頭を英語脳にすることが重要です。
英語脳にするためには次のような実践が効果的です。
・最初から英語で考える癖をつける
・英語で日記をつける
・英英辞典を使う
・スマートフォンなどのデバイス言語を英語に設定する
最初は難しいと感じるかもしれませんが、続けるうちに運動と同じで筋肉を鍛えるように英語脳が鍛えられていきます。
英語の語順で理解する
英語と日本語の文法には大きな違いがあり、語順がまったく違います。
英語を語順で理解するためには意味のかたまりごとにとらえる訓練が必要です。
例えばスラッシュリーディングやシャドーイングという方法があります。
スラッシュリーディングは、英文を意味のかたまりごとに区切って読むトレーニングのことです。
英語の語順で、誰が→何をした→どのようにというふうに内容を理解していきます。
シャドーイングは、音声を聴きながら後を追うように真似をしながら発音するトレーニングです。
シャドーイングのメリットは、英語ならではのリズムやイントネーションが身に付き、英語を読むスピードが向上することです。
インプットとアウトプットのバランスを大切にしている
英語に限らず語学の習得にはインプットだけでなくアウトプットが不可欠です。
まずはインプットである英単語や文法の習得に力を入れましょう。
インプットがなければアウトプットすることができません。
インプットができたら問題集を解いたり、実際に英語を使う場面でインプットで学んだ表現を思い出したりしてアウトプットしましょう。
楽しくインプットする方法をご紹介します。
・ネイティブの自然な英語を聴く機会を増やす
・英語で好きなものを取り入れる(映画・ドラマ・洋書など)
英語で考える癖をつければ、リーディングやリスニングだけでなくスピーキングやライティングなど総合的な英語力向上が期待できます。
英語の勉強は順番が重要

英語学習は内容が幅広く、単熟語に文法、英文解釈に長文読解など多岐にわたります。
そのため何から手をつけてよいかわからないという学生も少なくありません。
英語の勉強は順番を間違えると、いくら勉強しても成績向上につながりにくくなってしまいます。
正しい勉強の順番は以下のとおりです。
・英単語
・英文法
・長文
・リスニング
ここでは、それぞれの項目を理由と勉強方法とともにくわしく解説します。
英単語
大学受験の英語で大きな配点を占める問題は長文です。
そのため、つい長文から手をつけてしまいがちですが、長文問題に取り組むのは英単語と英文法の基礎ができてからにしましょう。
長文を読むためには英文法や英文解釈の勉強が先で、英文法を勉強するためには英単語の学習が必須です。
英単語学習のコツは次のとおりです。
・自分に合った単語帳を1冊複数回周回する
・発音と一緒に覚える
・学習が終わっても忘れないように定期的に繰り返し覚える
・英文法や長文学習をしていてわからない単語が出てきたら都度調べる
英単語は受験勉強中はコツコツ繰り返して学習するようにしましょう。
英単語の暗記を飛ばして英語の勉強をしてもうまくいきません。
時間がかかるように思えても、実は効果的に学習を進めるうえで大事なステップであることを心にとめておきましょう。
英文法

英文を理解するために、正しい英文法の知識はなくてはならないものです。
はじめはなんとなく理解できていても、難易度が上がるにつれて英文法や英文解釈の力がないと長文の内容を正しく把握することが難しくなります。
英文法の勉強方法は、自分に合った参考書を解いてアウトプットするのがおすすめです。
例文を暗唱するのも効果的です。
長文練習
英単語と英文法の基礎力ができたらようやく長文練習に取り組みます。
長文問題では英語の総合力が試されます。
いきなり難しい問題から始めるよりは、まずは自分のレベルに合った問題から解くことがポイントです。
長文練習では速読を意識して短い時間で文章の内容が理解できるようにしましょう。
訓練すればだんだん読むスピードが上がってきます。
長文の音読もおすすめです。
問題を解いていてわからない単語や文法が出てきた場合はすぐに調べるようにしましょう。
また、わからない英文構造があればそこが弱点となります。もう一度復習しておきましょう。
勉強していてどこが自分の弱点なのかわからない、家で勉強していても今ひとつはかどらないと思っている方もいるかもしれません。
そんなときは予備校の環境を利用するのもよい方法です。
横浜予備校では、自分専用の自習席に専用ロッカーが備わっており、一日中集中して勉強できる環境が整っています。
また、苦手科目を集中的に克服したい受験生に向けて、完全個別指導も実施しています。
一人ひとりの理解度に合わせた指導で、英語の得点力を着実に向上させることが可能です。
効率的に学習を進めたい方、確実に英語力を伸ばしたい方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご活用ください。
あなたに適切な学習プランを提案し、志望校合格を全力でサポートします。
リスニング問題
英単語から英文法、長文練習まで取り組めたらリスニング問題に取り組みましょう。
リスニング力を鍛えるためには、学習に音読を取り入れるのが効果的です。
英語のリズムやイントネーションを体で覚えることができます。
リスニング教材を利用して日頃から英語に触れるようにすれば、次第に耳が英語に慣れてきます。
自分の興味があることで楽しみながら英語に触れるのも長続きできるコツです。
好きな映画やドラマを英語で観たり、英語のニュースを聴いたりするのもおすすめです。
難関大学入試の英語受験対策

難関大学の出題形式はさまざまです。
しかし基本的な英語学習が必要なことに変わりはありません。
ここでは難関大学入試に向けた英単語と英文法、長文や過去問の学習について解説します。
難関大学の入試に必要な英単語を覚える
まずは一般的な大学入試用の英単語帳を1冊選んで、複数回繰り返して学習しましょう。
1冊をしっかり学習したうえで、志望校に合わせて2冊目を選ぶようにします。
難関大学受験では高い英語力が求められるため、基本的な単語帳だけでは語彙が足りない可能性も否めません。
英語力をさらに向上させたい場合は、2冊目の英単語帳として次のような英単語帳もおすすめです。
・改訂版鉄緑会東大英単語熟語
・速読英単語上級編
・単語王
・リンガメタリカ
まだ英語力に自信がない場合は、まずはターゲット1900やシステム英単語などを徹底的に学習してもよいでしょう。
英文法は繰り返し解く
長文読解のためには英文法の学習がとても大切です。
英文法はまず基本を徹底して理解することが重要です。
基礎をしっかり勉強したうえで、長文読解に必要な文法である文型・分詞・関係代名詞などの理解も進めましょう。
基礎を固めたら文法用の問題集で理解を深めます。
過去問を解くと実際の試験形式に慣れることができるため、おすすめです。
難関大学を目指すためにも基礎を終えたら応用文法の学習まで進めましょう。
英文法は繰り返し問題を解くことで理解が深まるばかりか、反射的に解答できるようになります。
長文は声に出して読む

配点の割合が多い長文問題ですが、英文を読むスピードが遅いと制限時間内に解ききれなくなる可能性があります。
例えば、共通テストでは、3年連続で6,000語を超える長文が出題されています。
リーディングの時間が80分で、問題を解く時間を除いて長文を読むのに当てられる時間は40分です。
40分で6,000語を読むためには1分あたり150語の速さで読む必要があります。
志望校の問題傾向を知り、傾向に合わせた対策と時間配分を行いましょう。
英文を速読できるようにするためには、普段から英文を英語の語順で理解する方法が効果的です。
速読に慣れないうちはまずは焦らずに長文を読んで理解することからはじめ、徐々に速く読めるように訓練をしましょう。
長文の勉強は、1〜2冊の問題集を複数回解くとよいでしょう。
過去問を解く
志望校の過去問を3〜5年分解きましょう。
過去問を解くことで傾向を把握することができます。
1回目に間違えたところは、間違えた原因を分析して復習し、2回目には解けるようにしましょう。
過去問を解くことで、自分の苦手分野や弱点が明確になります。
例えば、文法や文の解釈でつまずく、何度解いても長文の時間が足りないといった問題が浮き彫りになるでしょう。
苦手の克服には参考書や問題集の復習は必要ですが、自分ではうまく解決できない場合もあります。
そんなときは、プロフェッショナルの講師にアドバイスを求めることがおすすめです。
横浜予備校では、プロフェッショナルの講師陣が極少人数制で指導を行い、一人ひとりの学習状況を把握しながら個別の学習計画を立てることが可能です。
さらに、定期的な面談で学習の進捗を確認し、いつでも24時間LINEで相談できる体制を整えています。
わからないことをすぐに解決できる環境があるため、効率的に学力を伸ばせます。
また、英語が苦手な方のために、横浜予備校オリジナルの教材を作成しています。
一人ひとりの課題に合わせた学習ができるため、苦手分野をしっかり克服することが可能です。
確実に合格に近づく学習をしたい方は、ぜひ横浜予備校の無料相談をご活用ください。
プロの講師が適切な学習プランを提案し、あなたの志望校合格をサポートします。
NGな英語の勉強法

英語学習は詰め込みで急に成績を上げるのが難しい科目です。
勉強する内容も多く、何から手をつけてよいかわからずに、避けるべきNGな勉強法をしている可能性があります。
ここでは、避けるべきNGな勉強法について説明します。
もしも以下の項目に当てはまるものがあれば、勉強方法を見直すきっかけにしましょう。
英単語の暗記を後回しにする
先にも述べたとおり、英単語を覚えずに英語の成績向上は望めません。
まずは基礎単語を暗記しましょう。
自分のレベルに合った英単語帳を1冊選び、複数回周回して繰り返し学習します。
遠回りなようで、英単語の学習ができればその後の英文法や長文の理解力が上がり総合的な英語力向上が期待できます。
問題の解き直しをしない
問題集や過去問を解いてそのままにしている方もいるかもしれません。
問題は、解いた後の復習がとても大切です。
復習をすることで自分自身の苦手な項目や弱点が見つかります。
なぜ間違えたのか原因を探ることも重要です。
解き直しをしなければ、また同じ問題が出たときに間違えてしまう可能性があります。
問題を解いて間違えたら、できるだけ解き直しをするようにしましょう。
長文全文を訳す
長文問題を解く時間が足りなくなる方にありがちなのが、長文全文を訳すことです。
勉強を始める段階で英文の構造を理解するために有効ではありますが、受験ではスピードが重要です。
日頃から段落ごとに意味が把握できるように訓練して読めるようにしておきましょう。
速読のためにも英語脳を鍛えることが効果的です。英語の語順で意味が理解できるようにトレーニングして慣れていきましょう。
難関大学を目指すには英語勉強を早めに始めよう

難関大学の合格を勝ち取るためには英語学習の早期開始がとても大切です。
英語の基礎を早期に固めれば、その後の学習がスムーズに運びます。
遅くとも高校2年生の前半までに英語の基礎的な学習を終わらせて、後半からは志望校の傾向に合わせた英語の勉強を開始しましょう。
高校3年生になれば、英語以外の科目や過去問の演習などで忙しくなります。
早めに英語の勉強に取り組んでおくことで直前期の受験勉強の負担が抑えられます。
目標達成のためには効率よく学習を進めるための計画を立てることが大切です。
横浜予備校では、生徒一人ひとりの学習状況を把握し、プロフェッショナルの講師が個別に適切な学習プランを作成します。
少人数制(1クラス平均2名)の指導で、理解度に合わせた丁寧な指導を行い、確実に学力を伸ばせる環境を提供しています。
早めの英語対策で、志望校合格への道を切り開きましょう。
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